バリが出ない。
だからコストダウン
密閉鍛造とは、完成形状とほぼ同等の質量の材料のみを使用する鍛造手法です。通常の鍛造は、材料が型からはみ出すように質量を調整しますが、この方法だとはみ出した部分が「バリ」となり、後工程で取り除かなければなりません。密閉鍛造の場合、型から材料がはみ出すことがないよう質量をコントロールするため、バリの分の材料費をコストダウンが可能です。
密閉鍛造のメリット
- ○トリミング工程が必要無いため、製造時間が短縮
- ○抜け勾配を少なくできるため、機械加工時間が短縮
- ○材料使用量を減らせるため、材料費削減
- ○材料ロスが削減され、地球環境にも貢献
EQUIPMENT密閉鍛造の設備
2500T自動クランクプレスライン
大宮日進では密閉鍛造の設備として、2500トンの自動ラインを導入しております。自動化により24時間稼働のため、量産にも対応可能です。密閉鍛造では材料の重量管理が最も重要となるため、従来の鍛造技術の経験を活かし、シビアな管理体制を整えております。
- ○トランスファーによる自動化
- ○材料投入ロボットアームによりタテ打ちヨコ打ち可能
- ○自動化により24時間稼働が可能
- ○製造ラインに焼準工程を標準装備
対応可能素材 | SS、SC、SCM、SCr |
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サイズ | 材料径:φ40~φ60 材料長さ:120~280mm |
リードタイム | 受注後 35日 |
公差 | ±0.5mm |
生産能力 | 270,000ショット/月 |